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広島市南区皆実町の歯科医院、中村歯科のブログです。
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43歳からちょうど2年間、歯列矯正をされていたY.Hさんの矯正治療が今日完了しました。おめでとうございます!
長い間がんばられたかいがあって、とてもきれいな歯並びになりました。
笑顔もモデルさんのように美しく、若返られたようです。
Y.Hさんもとても喜んでお帰りになりました。
これからはむし歯に気をつけてこのきれいな歯並びをキープしてください。

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一週間以上前になりますが、TVで歯科の3Mix-MP療法が取り上げられてから、患者さんの3Mixni関する質問が増えたように感じています。
TVでは要点だけをセンセーショナルに取り上げますから、患者さん(視聴者)の3Mix療法への期待はものすごいものになるようです。
まるで3Mixを使うとすべての虫歯が治ってしまうかのように・・・。

当院のHPを見て、3Mix療法を望んで来院された患者さんのNさんも、先日の3MixのTV番組を見てから益々3Mix-MP療法に期待をもたれたようです。
今日も治療のときに「3Mixを予防のためにつけてもらえないだろうか?」と質問されました。
残念ながら3Mixは予防のために歯にくっつけても効果はありません。

Nさんに限らず、3Mixをつけると永久にむし歯にならない、と勘違いしておられる方が時々来院されます。
そんな薬があったらノーベル賞ものだと思うのですが・・・。

3Mixは正しく使うと確かに今までの薬品にないすばらしい効果を出すことが出来ます。

正しく・・というのは、第一に薬品の管理をしっかりすること。
3Mixというのは3種類の抗生物質を混ぜ合わせることから命名されたわけですが、その3種類の抗生剤は湿気、光にとても弱く、また3種類の薬品が混ざってしまうと1日しかその薬効がもたないため、扱いを慎重にしなければなりません。
薬を作る時には、3種類それぞれのすり鉢、すりこぎ、薬を運ぶ小さな匙を使い、絶対に混ざらないように神経を使います。
混ぜ合わせた後の3Mixは、湿気と光を防ぐ専用の容器に入れ、冷蔵庫のドアポケット(保存は低温すぎてもだめなので)で保存されます。
3Mixは毎朝一日の初めに作り、その日の終わりにはどんなにあまっていてもすべて破棄します。
また、すりつぶして冷蔵庫に保存してあるそれぞれの抗生剤も一ヶ月たつとすべて破棄します。
その厳しさはセブンイレブンのお弁当のよう??

歯に3Mixをつけるときも、絶対に唾液や血液がつかないように慎重に操作し、そしてぴったりと封鎖されるように、これまた専用の封鎖剤を使います。
その後、金属のつめものをつけるときも、この接着剤でつけないとダメ、という指定があります。
(実はその接着剤を保険で使うと赤字になりますが・・)
3Mix-MP法を行った後にプラスチックをつめるときには、CR直接インレー法という特別な方法を行わないとダメで、普通にプラスチックをつめたのではせっかく使用した3Mixの効果がなくなってしまいます。

そしてなにより大事なことは3Mixが有効である症例を見極めて使うこと。

血液がついても駄目、ぴったりと封鎖されなくては効かない・・ということは、むし歯が歯肉よりも下まで進んでいると3Mixを使っても効かないということにもなるのです。
そのあたりのことは患者さんに言葉でお伝えするのは難しいので、毎回画像をお見せして説明することになります。

他にもいろいろな制約や条件があるのですが、それをすべて患者さんにお伝えするのは無理があります。
なぜなら患者さんには歯の治療のノウハウ、知識に限りがあるから。
私が大学の6年間で習得したこと、その後25年かけて研鑽してきたこと、経験した症例、そのすべてを総動員して、この症例にはこの方法が効く、効かない、と判断できるわけで、基礎知識が少ない患者さんにそのすべてを理解し、納得していただくように説明するのは、場合によってはとても難しいのです。
もちろんできる限りの説明はしていますが・・。

3Mixは正しく使えばとても効果のある薬です。
でも決して夢の薬ではありません。

それを使ってその歯が治るか治らないか、どう使えば効果がでるか、それは最終的には歯科医師をある程度信頼してもらうしかないかもしれません。
その信頼にこたえられるよう、歯科医師側も誠実に対応していく。

何の仕事でもそうだと思いますが、歯の治療も最後は人と人の信頼をベースにしてできるのが一番でしょう。

でもNさん、また何か質問があったら何でも聞いてくださってOKですよ。
私でお役にたつことでしたら、いくらでも説明しますから!



17日(土)と18日(日)の2日間、救急医療の研修を受けてきました。

今、話題の「AED]の実習つきの研修ということで、両日ともにたくさんの歯科医師が参加していました。
私は、患者さんが突然具合が悪くなったときどうすればよいのか、毎年同じような研修を受けなおして、緊急の時に備えています。

この高齢化社会、基礎疾患を持った患者さんが増えていくのは間違いないのですから、もしもの時の心構えと設備は不可欠でしょう。

そこで今回のAED研修ですが・・・
ひと昔のAEDといえば、TVのERでおなじみの救急救命医が大きなこてのようなものを患者さんの心臓付近にあててバン!と電流を流すシーンがおなじみでしたが、今売り出されているAEDはとっても簡単。
そのうえコンパクト。
「AED持ってきて!」と言えば、子供でも「はいはい」と持ってきて、中学生くらいなら機械の指示通りに電極をぺたぺたっと貼って、これまた機械の指示通りにスイッチを押せば操作できるというスグレモノです。
日曜の実習では生死を分ける大事な「心臓マッサージ」も全員がインストラクターのチェックを受けるという内容で、なかなか充実した研修でした。
でも、できればAEDなどを使うことなく、毎年受けなおす救急医療の研修が無駄になるような歯科医師人生でありたいものです。

5月17日(土)は救急医療研修会に出席のため、診療は4時までです。
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