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広島市南区皆実町の歯科医院、中村歯科のブログです。
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最近、家族が病院で検査を受けている。
そのたびに私が付き添って行く。

かかりつけの先生から、大きい病院へ紹介もされ、2つの病院に行ってきた。
うちの家族は基本的にいつも健康なので、病院にあまり縁がないのだが、
今回、何度も病院に行き、検査をするのに付き合って感じたことがある。

それは、「患者はいつも不安。先生のちょっとした言葉や、態度にものすごく敏感になる。」ということ。

患者(の家族)としての私は、かかりつけの先生がいつもすごく忙しいのは良く判っているのに、さっさと説明を切り上げられるとなんだか不満。

大きい病院では看護師さんがつっけんどんだと、それでなくても不安な思いをかかえてきているのに、ズーンと重い気持ちになる。

理性とは別に、感情は、先生の一言、一言に一喜一憂。
先生がにこにこして下さると、それだけで妙にホッとする。

「ああ、患者さんの気持ちってこんなにデリケートだったんだわ」
と、反省しきりである。

中村歯科のモットーは「患者さんを家族と思って診療します」である。
この広告?文句には偽りはない。
これはうちの父(院長)が開業して以来の当院の大切なモットーであり、日々そういう気持ちで患者さんに接している・・・つもりなのである。

子供や若い患者さんだったら、「自分の子供だったらどうして欲しいか?」
中年の患者さんだったら、「自分の友人や親戚だったら・・」
お年寄りの患者さんなら、「自分の祖父母だと思って・・・」
治療方針を考えたり、話をしたり、治療をする時にはいつもそういう気持ちで診療しているつもりだった。

でも、自分が患者になってみると、まだまだ心くばりが足りなかったと反省、反省、大反省。
患者さんは、もっともっと、いくらでも、自分に親切にしてもらいたいのだわ。
極端な話、先生がどんなに忙しくても、自分だけはゆっくり診て欲しい。
しっかり説明してほしい。
不安を取り除いてほしい。
(不安なときはいくら説明を聞いてもまだまだ不安なのだけれど・・。)
病状が軽くない時は、言葉遣いにも細心の注意をして欲しい。
先生の優しいひとことや、優しい笑顔がどんなに患者さんの心を和ませることか。
看護師さんや受付の人のちょっとした心遣いの大切さも身にしみた。

実際の診療では時間の制限もあり、理想どおりにはいかないけれど、今回の体験を振り返り、もう一度原点に返って「患者さんの気持ちになって、親身に、親切に、そして誠実に」診療しようと、強く思うこのごろである。



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