広島市南区皆実町の歯科医院、中村歯科のブログです。
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歩き遍路 その2
今回は 御坊さんと同宿になった。
おん年30歳。
在家から「お坊さんになりたい!」と志して高野山大学を卒業。
今は、御寺で修行中という。
歩き遍路はだいたい3時か4時には遍路宿に着く。
その後はその日の洗濯をし、お風呂に入ってごはんをいただいたら後は寝るだけ。
夕飯では同宿の歩き遍路とのおしゃべりに花が咲く。
今回は遍路4人が、彼に質問ぜめ。
こっちはおばさんだから、「あらー、ちゃんと四国を歩いて回るなんてえらいですねぇ。」から始まって、
「なんで御坊さんになろうと思ったの?」 から
「早く結婚しなくちゃー」 まで、
ありとあらゆる勝手なことをしゃべりかける。
このお坊さんがまた気のいい人で、みんなの質問にニコニコしながらなんでも答えてくれる。
高野山大学を卒業しても、多くは普通の道に進むこと。
中でも自衛隊に入る人が一番多いこと。
めでたく御坊さんになっても、在家出身の場合ヘタをするとずっと住職にはなれない。
住職としてどこかのお寺に落ちつけるのは、「運」と「コネ」 が勝負であること。
今はお坊さんと結婚してくれる女性が少なく困っていること。
普通の歩き遍路はゴアテックス内張りの軽登山靴で山を登っているが、
お坊さんは常に正装で、「昔ながらの白い!地下足袋」 をはいているので、
雨がふると山道はすべり危険なこと。
(だから彼は翌日の天候を非常に気にしていた)
しかし、その正装の下には「見えなければ」何を着ていてもよく、
冬はユニクロのヒートテックを着ている若いお坊さんが多いこと。
などなど、楽しく勉強させてもらった。
彼に良いお嫁さんが来ますように!
なむあみだ~
おん年30歳。
在家から「お坊さんになりたい!」と志して高野山大学を卒業。
今は、御寺で修行中という。
歩き遍路はだいたい3時か4時には遍路宿に着く。
その後はその日の洗濯をし、お風呂に入ってごはんをいただいたら後は寝るだけ。
夕飯では同宿の歩き遍路とのおしゃべりに花が咲く。
今回は遍路4人が、彼に質問ぜめ。
こっちはおばさんだから、「あらー、ちゃんと四国を歩いて回るなんてえらいですねぇ。」から始まって、
「なんで御坊さんになろうと思ったの?」 から
「早く結婚しなくちゃー」 まで、
ありとあらゆる勝手なことをしゃべりかける。
このお坊さんがまた気のいい人で、みんなの質問にニコニコしながらなんでも答えてくれる。
高野山大学を卒業しても、多くは普通の道に進むこと。
中でも自衛隊に入る人が一番多いこと。
めでたく御坊さんになっても、在家出身の場合ヘタをするとずっと住職にはなれない。
住職としてどこかのお寺に落ちつけるのは、「運」と「コネ」 が勝負であること。
今はお坊さんと結婚してくれる女性が少なく困っていること。
普通の歩き遍路はゴアテックス内張りの軽登山靴で山を登っているが、
お坊さんは常に正装で、「昔ながらの白い!地下足袋」 をはいているので、
雨がふると山道はすべり危険なこと。
(だから彼は翌日の天候を非常に気にしていた)
しかし、その正装の下には「見えなければ」何を着ていてもよく、
冬はユニクロのヒートテックを着ている若いお坊さんが多いこと。
などなど、楽しく勉強させてもらった。
彼に良いお嫁さんが来ますように!
なむあみだ~
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6年間続けている歩き遍路である。
仕事をもちながらなので、すこしずつ、でもあくまで歩きにこだわって、
ここまでで約900キロ。
今回もこの前ストップしたところまで電車で戻って、そこからスタート。
石鎚山駅という無人駅から歩き始める。
しばし仕事から離れ、家事も放棄して、自分だけの時間を楽しむ、ウォーキングの旅。
一日中歩いていてもほとんど人に会わないこともある。
が、そんな中、今回はここまで歩いて来て初めての出来事が・・・。
この日ひとつめのお寺の前まで来ると、自転車に乗った60代後半?のおじさんに呼び止められた。
そして開口一番 「あなた、裕福ですか?」 と聞かれた。
新手の宗教??? と思いつつ、
「はぁ、貧乏ではないと思いますが・・・(こんなことしてるんだし・・・)」 と答えると
「実は私、リストラされて今朝から何も食べていないんです。 お金くれませんか?」
内心 「ひゃ~~!何これ?!どうしたらいいの~?」 と思いつつ
「じゃあ小銭だけなら」 と財布をさぐると、幸か不幸か180円しかない。
「これでもいいですか?」 とそれを渡すと
「ああ助かった、これでパンが買える。ほんとにペコペコなんで」 と嬉しそうにされる。
なんだか気の毒になって、これでもよければ、と非常用に持ち歩いているカロリーメートもあげる。
そのおじさんは、私のあげた小銭とカロリーメートを受け取ると、また自転車をこいで去って行った。
お寺の前に座って無言でお金の要求をしている人は今までも見かけてきたけれど、
面と向かってこんなこと言われたのは初めてなので、しばし呆然。
これって、だまされたの?
それとも本当に腹ぺこだったの?
もしおじさんの言うことが本当なら、見ず知らずの人に「お金ください」と話しかけなければいけない人生は
なんて悲惨なんだろう・・・。
次回につづく
タバコが値上がりしそうです。
喫煙って、歯槽膿漏のリスクを 7倍 にも上げるんです。
歯槽膿漏の人、歯槽膿漏が心配な人は、ぜひとも禁煙していただきたい!!
喫煙者が禁煙されると、何も聞かなくてもその方の歯ぐきを見たら判ります。
「禁煙されましたね?」
「え?どうしてわかるんですか?」
「そりゃあ、歯茎の状態がガラッと良くなりましたもの」
・・・という会話ができます。
今回タバコ税があがるのは禁煙のグッドチャンス。
是非禁煙してほしいと、タバコを吸う方にはお勧めしてます。
ちなみに
一日2箱吸う方が禁煙すると、バリ島に3泊5日の旅行ができるそうです。
これ、Smorking or traveling ? というキャンペーンらしいです。
喫煙って、歯槽膿漏のリスクを 7倍 にも上げるんです。
歯槽膿漏の人、歯槽膿漏が心配な人は、ぜひとも禁煙していただきたい!!
喫煙者が禁煙されると、何も聞かなくてもその方の歯ぐきを見たら判ります。
「禁煙されましたね?」
「え?どうしてわかるんですか?」
「そりゃあ、歯茎の状態がガラッと良くなりましたもの」
・・・という会話ができます。
今回タバコ税があがるのは禁煙のグッドチャンス。
是非禁煙してほしいと、タバコを吸う方にはお勧めしてます。
ちなみに
一日2箱吸う方が禁煙すると、バリ島に3泊5日の旅行ができるそうです。
これ、Smorking or traveling ? というキャンペーンらしいです。
昨日 県知事候補のYさん御本人が、診療時間中にうちの前を歩いてきた。
マイクを片手に、手をふりながら、我が家のまん前で
「Yでございます。
ただいま、小さな路地に入ってきております」
と言っている。
どーでもいいけど、小さな路地・・・・?!
うちの前は 一応7メートル幅の公道なのよねぇ。
これを 「小さな路地」 と言うなら、
幅2メートルくらいの本当の小さな路地なんて どんな表現になるのだろう?
皆実町に生れて、皆実町に育ち、その本当の小さな路地で遊んで育ってきた私には
ちょっと?の発言だったなぁ。
きっと、東大卒のエリートで、元官僚のYさんが育った地域は
こんなごちゃごちゃした町ではなかったのでしょうけれど、
もうちょっと違う表現はなかったものか?と思う私でした。
マイクを片手に、手をふりながら、我が家のまん前で
「Yでございます。
ただいま、小さな路地に入ってきております」
と言っている。
どーでもいいけど、小さな路地・・・・?!
うちの前は 一応7メートル幅の公道なのよねぇ。
これを 「小さな路地」 と言うなら、
幅2メートルくらいの本当の小さな路地なんて どんな表現になるのだろう?
皆実町に生れて、皆実町に育ち、その本当の小さな路地で遊んで育ってきた私には
ちょっと?の発言だったなぁ。
きっと、東大卒のエリートで、元官僚のYさんが育った地域は
こんなごちゃごちゃした町ではなかったのでしょうけれど、
もうちょっと違う表現はなかったものか?と思う私でした。
今日は年に一回の中国地区の歯科医学大会でした。
今年は 長寿社会において患者さんのためになる医療 がテーマで、
いろいろな発表がありましたが、
なかでも静岡県の米山武彦先生の実践しておられる高齢者の口腔ケアについてのお話が印象的でした。
時代は長寿
・・・ということで、高齢者、とくに施設に入っている方の口腔ケアを実践することで、
老人に多い「肺炎」を防げることは、今や歯科医療の世界では常識になりつつあります。
週に一度、プロが歯ブラシをしたり、口の筋肉や、頬、舌の適切な運動を促してあげると、
自分で食べられなかった人が 半年後には自分で食べられるようになる多くの例や、
体全体の細菌数が減り、風邪をひきにくくなることなどが、
きちんとしたデーターでしめされました。
老人施設に足を運んだことのある方なら判ることですが、
残念なことに、施設には入所者の「口臭」で、独特の臭気があります。
それも、口腔ケアを徹底してさしあげることで 顕著に改善できるのです。
当院でも訪問診療で口腔ケアをしている患者さんがおられますが、
確かに一週間に一回でもプロの手が入るのと入らないのとでは、
患者さんの口の中の状態は全然違ってきます。
米山先生という方は昔からその「人となり」の素晴らしい方でしたが、
高齢者医療の第一人者になられた今、さらにそのご人徳のすばらしさがその言動ににじみでておられました。
患者さんとは 「医療人」としてよりも「人として」向き合う・・・というその真摯なご姿勢に、
まさに医療人はこうあるべき、と感銘をうけました。
今年は 長寿社会において患者さんのためになる医療 がテーマで、
いろいろな発表がありましたが、
なかでも静岡県の米山武彦先生の実践しておられる高齢者の口腔ケアについてのお話が印象的でした。
時代は長寿
・・・ということで、高齢者、とくに施設に入っている方の口腔ケアを実践することで、
老人に多い「肺炎」を防げることは、今や歯科医療の世界では常識になりつつあります。
週に一度、プロが歯ブラシをしたり、口の筋肉や、頬、舌の適切な運動を促してあげると、
自分で食べられなかった人が 半年後には自分で食べられるようになる多くの例や、
体全体の細菌数が減り、風邪をひきにくくなることなどが、
きちんとしたデーターでしめされました。
老人施設に足を運んだことのある方なら判ることですが、
残念なことに、施設には入所者の「口臭」で、独特の臭気があります。
それも、口腔ケアを徹底してさしあげることで 顕著に改善できるのです。
当院でも訪問診療で口腔ケアをしている患者さんがおられますが、
確かに一週間に一回でもプロの手が入るのと入らないのとでは、
患者さんの口の中の状態は全然違ってきます。
米山先生という方は昔からその「人となり」の素晴らしい方でしたが、
高齢者医療の第一人者になられた今、さらにそのご人徳のすばらしさがその言動ににじみでておられました。
患者さんとは 「医療人」としてよりも「人として」向き合う・・・というその真摯なご姿勢に、
まさに医療人はこうあるべき、と感銘をうけました。