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広島市南区皆実町の歯科医院、中村歯科のブログです。
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200911082008.jpg平和大通りは ドリミネーションの季節ですね。


今日の夜は中区で勉強会だったのですが、


帰りに通りかかったら、平日だというのに

たくさんの人がドリミネーションを楽しんでいて驚きました。

 



200911082006.jpgあんまりきれいなので


私も平和大通りを通って廻り道で帰ることにして、

師走の雰囲気を楽しみました。

 恐ろしい程の円高や、


大きな会社の倒産をニュースで聞くと

なんだか気持も暗くなりますが、

ドリミネーションの美しさは

そんな気持ちも忘れさせてくれるほどで

穏やかで暖かい気持ちになれました。

 

この冬は、ドリミカフェなるカフェも出ているそうで、

寒がりの私には、たとえ暖かくしてあるにしても、


この季節に戸外でお茶をする気にはとてもなれませんが、

若いカップルならたのしいのでしょうねぇ♪

 

 


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歯科には接着という学問テーマがあります。

金属をつけたり、プラスチック系のものをつめたりするときの、接着です。

昨日の夜はその勉強会でした。

日本大学から講師の先生をお招きしたのですが、
判りやすい、かゆい所に手が届く、良い勉強会でした。

接着だけに限らず、最近10年の医療材料の進化はめざましい。

バイオテクノロジーの進化・・というのでしょうか。

次々と新しい理論が確立され、
それにともない新しい材料が、どんどん発売されています。

昨日の先生もおっしゃっていましたが、
「昨年までの講義なら、これはだめだ、と申しましたが、
今年になって、材料が飛躍的に良くなったので、
見解を変えてお話しています。」
とのことで、
こういう話の展開は、他の勉強会でもしょっちゅうなのです。

ええ~?そうなの~?
と、心の中でちょっと不平をもらしたりもしますが・・・。

昨日の講義では、そこのところをうまく整理して、
製品名もはっきりと出して、
お勧め材料の長所短所、注意点を述べて下さる、
非常に役立つものでした。

残念なのは、最新で、すぐれた材料は、
当然ながら 高い。

今話題の「仕分け」によって、保険点数がまた下がってしまいそうですが、
そういう中、そのあたり どう折り合いをつけていくのか。

とても悩ましい問題だと感じています。

6044bf12.jpeg標高900メートルにある雲辺寺に登った二のこと。
お天気もよく、「遍路ころがし」と言われている山道を登って行く途中、
60代の男性遍路さんと出会った。

たわいない話をするうちに、その方が何故歩き遍路を始めたか、という話になった。

その方が淡々と語られるには、
娘さんが15歳のとき、通学途中に暴走して来た車にはねられて亡くなった。
その後、あまりの悲しみに心も体も壊してしまった奥様まで亡くなってしまった。
その悲しみから脱するために遍路を始めた・・・とのことであった。

b31e17aa.jpeg「目の前が真っ暗になる・・・という言葉があるでしょう?
本当にね、真っ暗になるんですよ。
何も見えなくなるんです。」

「毎晩 布団の中で声を出して泣きました。」

「行ってらっしゃい、と見送ったその3時間後に、
突然 娘がいなくなってしまったんですよ。」

・・・と、歩きながらとつとつと話される。

a05e40d6.jpeg聞いていて、もうつらくてつらくて、
歩きながらこちらは涙ぼろぼろであった。

私が能天気にウォーキングの旅を楽しんでいるその同じ道を、
この方はどんな思いで歩いてこられたか、と思うと
胸が痛くなるほどだった。

この方の話では、四国遍路を歩いていても いっこうに目の前の暗闇はなくなら3964fb4c.jpegなかったが、
88か所めのお寺にたどりついて最後のお参りを済ませた時に、
ベンチで長い長い時間、ひと目をはばからずに大声で泣いたのだそうで、
それがきっかけで立ち直れたのだそうだ。
そういうわけで今回は「お礼まいり」に歩いています。。。ということであった。

この方とも、お寺についてお参りしたその後は もう一度も出会わなかった。

まさに一期一会の出会いとお話。

下山中は、急な坂道を下りながら、この方のお話をかみしめ、
家族が元気でいてくれるありがたさを思い、
ひいては親の恩まで思いをめぐらせた。

四国遍路は、癒しの道、心を洗う道。

普段 イライラ ばたばた 暮らしている私も、
四国では心清らかに、素直に変身できる、ありがたいお遍路。

ああ、早く続きの道を歩きた~い。



3e6c1f67.jpeg標高900mの雲辺寺に登った日のこと。

下りのだらだら道を歩いていると、後ろからだだだーっと走り下りてくる人たちが・・。
背にはなんだか大きなリュックを背負っているというのに、
その早いこと、早いこと。

その後、山道の途中で休憩中だったその人達に話を聞くと、
登山道に設置してある「土管の吸い殻入れ」を撤去しているのだそうだ。


吸い殻入れにまだ火が着いているタバコを入れる人がいて、
e219cc2e.jpeg   山火事になることがあるので、                    
11月いっぱいかけて、
香川県すべての山の吸い殻入れを撤去することになったのだとか。

でも、山道は車で上がれない、人力しかない。
それで、いつもは道路工事などをしている人達が集められて
急きょ この仕事をしているのだそうで、
良く見るとその人達はみな登山靴ではなく、普通のズックを履いておられる。

一人が背負う土管の重さは約30キロもあるのだそうで、
それを背負ってゆっくり歩いて降りるより、
走ってでも 早く下りて 早く荷物を下ろす方が楽なのだ、という話だった。

なるほど~~

「山の仕事といつもの仕事と、どっちがいいですか?」 と聞くと、
「キツさは同じだから山の方が空気が良くていいよ。」 という返事。

出会った人たちと こんな話をのんびりするのも、歩き遍路の楽しみのひとつ♪

今頃は 香川県のほとんどの山から、土管の灰皿が消えていることでしょうね。


2028e69c.jpegこの写真は、ミカン畑の横を歩いていた時に出会ったおじさん。

目があって会釈をすると、
「歩いてるの?」
「どこから?」などから始まり、
「今年は出来がいい年だから、反対に来年はだめな年で、順ぐりなのだ」とか
「農薬を撒くのがすごく大変な仕事で年々キツくなってきた」とか話がはずむ。

「これ、持って行きな」  とみかんを5~6個くださる。
遍路で歩いていると、なんだかんだと地元の方にものをいただく。
                                      バナナ一本、トマト一個の時もあれば、
                                      高知では 大きな文旦4個などという時もあり、
                                      これを持ってあと20キロも歩くのか・・・と途方に暮れた時もある。

歩き始めの頃は、そのつど「歩きですので」「重いので」と
お断りしていたのだが、
ある時から、ふと考えが変わり、御好意はすべて受け取ることにした。

そのかわり、食べ物の場合は できるだけその場で食べてしまい、
荷物にならないようにする。

このときも「へー、そーなんですか」 とかなんとか、
おじさんの話に相槌をうちながら、
一気にミカン4個を胃袋に入れ込み、出発。

天気はいいし、仕事もしないで、家事もしないで、
見ず知らずの方のご好意を戴きながら気ままに歩ける・・ああ!幸せ!

おじさん、どうもありがとう!
いつまでもお元気で。


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